吹き替え

私は映画をはじめて見たのは恐らくテレビだったと思います。
何を見たのかは定かではないですが、家は映画館に見に行くという習慣がなかったため多分そうだと思います。
小学校ぐらいではジャッキー・チェンサモ・ハン・キンポー等の香港映画がテレビで放送されていたのを記憶してます。
他の映画も見ていたと思いますが、あんまり覚えていません。


大抵テレビで海外の映画を放送するときは吹き替えです。
それを嫌っている人が多いのもわかります。
ここで私が言いたいのは、吹き替えを通じて映画に親しみをもてるのならそれでいいのではと思うんです。
そして、一歩進んでもっと吹き替え映画を積極的に楽しもうと思ってます。
何訳わかんないこと言っているんだと思っている人がいるかもしれません。
が、私は吹き替えも大好きです。
それは例えば、ジャッキー・チェンが本人よりも吹き替えのほうがよりらしい感じがあるためです。
そう、そういうことがあるんです。
また、吹き替えというのは日本語に意訳されています。
字幕とどう違うんだと思われますが、台詞の長さや間など(ようは口ぱく)が日本語として(上手ければ)ぴったりにあっています。
それはある意味アレンジが入っていますが、それは字幕も同じだと思っています。
例えばマスクの台詞は日本語としても洒落た台詞になっている点はすごいと思ってます。
それが字幕ではなく台詞として、口ぱくとぴったりあったものが聞けるのも楽しいじゃないですか。
おお、日本語ではこういう感じなのかって。
そして、この人がこんな役者の声もという声優当ても楽しみのひとつでもあります。
男性はすぐにわかりますし、その渋い声にしびれる人もいるでしょう。
また、女性はいろんな役をこなすので純粋に誰だろうと考えるみたりもします。
やっぱりこの俳優ははこの人、といったこだわりがあってもいいと思います。
むしろそうであってほしいと(ドラマですが冬のソナタのキャスティングが最悪だったので)。
勿論、演技や演出といったことがしったかりしていることが大前提です。
特に演技は、役者がいるのでアニメのようなオーバーリアクションだと声だけが浮いてしまいます。
それは実物の人とアニメの絵との違いで、前者のほうが表情などの画面の情報が多いため、感情や状況を声にわかりやすくする必要がないためです。
むしろ、抑えて演技をしないと声だけが浮いてしまいます。
昨今の吹き替えは諸事情によりここいら辺があまいときがあります。
私は下手なものを見ると気分を作品そのものをぶち壊しますが、上手いものを見るとその演技が作品を引き立たせてくれます。
それが醍醐味ですね。


映画館で見る字幕映画もいいですが、テレビやDVDなどで見る吹き替え映画も楽しんでみては。
私はそうやって吹き替え映画を楽しんでいます。
(そのうち、この役者はこの声優だ、というのも載せてみようかな)