ローレライ

ローレライ」急浮上 興収40億円射程圏 終戦60周年 戦争映画がWAR当たり!?
 人気俳優の役所広司(49)主演の潜水艦を舞台にした映画「ローレライ」(監督・樋口真嗣)が5日、初日を迎え役所、妻夫木聡(24)らが東京・有楽町の日劇2で舞台あいさつを行った。立ち見客も含め約700人の超満員で、歴代潜水艦映画史上最高の興収40億円突破確実の見通しとなった。今年は終戦60周年ということもあり「亡国のイージス」(今夏公開予定)や「男たちの大和」(年内公開予定)と戦争を題材にした作品がラッシュ。「ローレライ」のヒットが“戦争作品ブーム”に火をつけそうだ。

 潜水艦「ローレライ」が好発進だ。初日舞台あいさつが行われた東京・有楽町の日劇には、朝早くから約700人のファンが長蛇の列を作った。劇場は立ち見客も出る盛況ぶり。主演の役所広司妻夫木聡柳葉敏郎らが登場すると、ファンから大きな拍手が巻き起こった。

 第2次世界大戦末期の日本を背景に、秘密兵器を搭載した潜水艦に乗り込んだ軍人たちの過酷な運命を描き出す人間ドラマに、主演の役所は「戦後60年経った今、この作品には国のため家族のため亡くなった方からのメッセージも込められていると思います。一人でも多くの方に見ていただきたい」とあいさつ。若手乗組員を演じた妻夫木も「なにものにも代え難いものを守るというテーマにひかれて演じました。皆さんもこの作品からなにかを感じてもらえたらと思います」とファンに呼びかけた。

 興行成績の視界も良好だ。2月28日まで前売り券の売り上げ累計が、2000年公開の「U―571」、興収18億円)の367%と歴代潜水艦映画の中でもトップクラス。作家・福井晴敏氏の原作も売り上げが145万部を突破。2月15日発売の3、4巻は書店からのオーダーで発売前に重版がかかるという異例の売れ行きに。

 また、映画の公式ホームページ(www.507.jp)のアクセス数も2月に入って急増、昨年12月〜3月初めまでの累計で1000万ヒットを記録している。

 今年は終戦60周年。今後、戦争作品が目白押しで、2005年は改めて戦争を振り返る年になりそうだ。

◆「亡国のイージス」製作費12億円

 「ローレライ」に続くのは、同じく福井晴敏氏が原作の「亡国のイージス」(阪本順治監督、夏休み公開予定)だ。海上自衛隊護衛艦を舞台に海自隊員とテロリストが戦闘を繰り広げるアクション。製作費12億円、防衛庁の全面協力を得て、撮影には本物のイージス艦も使用された大作。出演陣も真田広之中井貴一ら「ローレライ」に負けず劣らずの豪華メンバーだ。ただ、妻夫木聡のような若い女性に人気の俳優は比較的少なめで「ローレライ」の男性客の入り具合が、ヒットに向け気になるところだ。

 さらに、年内公開を目指し、今春にクランクインするのが、角川春樹氏が久しぶりに映画製作を手がけることになった「男たちの大和/YAMATO」(佐藤純彌監督)。同作は辺見じゅんさんのノンフィクション小説が原作で、戦後60年記念作とうたっていることもあり最も硬派な作品になりそうだ。
[ 3月6日11時31分 更新 ]

http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20050306-00000029-sph-ent
まだ見てないのですが、紹介を。
娯楽映画としてはいいかも、と思っているのですが、内容はどうかなぁと。
空想戦争物語が最近多くなっているのは、時代なんでしょうね。
でもこの手の作品ってミリオタかそれに準ずる人しか興味ないと思います。
特に、女性は観ないでしょうね。
女性は友達や彼氏を連れて映画観るので、戦略としては重要なんですよね。
日本映画の行く末は・・・。