インターネット

インターネットが教育に悪影響を与えると言われています。
実際元プロ棋士米長邦雄氏は弟子に将棋をやる上で、初めからネット将棋やPCを使うことは禁止しているそうです。
しかし、その利便性は否定しているわけでなく、ある程度強くなってから道具として使っていいことになっているそうです。
これはNHKの人間講座で氏が語っていました。


インターネットが問題なのかどうなのかはともかくとして、この流れを戻そうとすることは難しいでしょう。
活字離れや無教養化や人間関係の希薄化等のここ最近のことがらは、インターネットという場が助長していると言われています。
しかし、無いところからは何も生まれませんので、インターネットを原因とするのは筋違いかもしれません。


例えば、家庭を顧みない父と子供の成績しか関心のない母、こんな家庭環境を作り出している日本社会。
そのはけ口として、インターネットが使われているに過ぎないのでしょうか?
まぁ、そんな単純なモデルはそうそうないにしても、問題の根幹はネットとは別のところにもあるのでしょう。


企業のITは固化させる、だからいいように改革してIT化しないといけない、と金子勝氏が言ってたのを聞いたことがあります。
良いところ悪いところをきちんと把握すること、それが大事かと思います。
しかし、インターネットについてはそこがまだまだ足りないのでしょう。