国民とは

日本における国民とは?
この定義があいまいであると思います。

大辞林
こくみん 0 【国民】

(1)国家を構成する成員。また、その国の国籍をもつ人々。国家の統治の主体として国政に参加する地位にある場合は「公民」、君主国などにおいて統治の客体である場合には「臣民」とも呼ばれる。

(2)平安時代国衙領(こくがりよう)の民をいう。

(3)中世、大和国春日社・興福寺領内で末社の神主をつとめていた地侍

大辞泉
こく‐みん【国民】
国家を構成し、その国の国籍を有する者。国政に参与する地位では公民または市民ともよばれる。

類義語は省略。


大辞林大辞泉では微妙な違いがあります。
一般的には大辞泉の意味で認識していると思います。
しかし、大辞林のほうでは、その国の国籍を有してなくてもいいという定義になってます。
辞書ですらこのニュアンスの違いがあるので、現実問題はもっと複雑でしょう。
実際、日本の国民年金を外国籍の人も払っているわけで、あいまいな感じですね。
政府としてはそこはわざとそうしているのでしょう。(これはいい意味ですよ)
その関連は少しの想像力があればわかることです。


パッチギという映画が最近封切られました。
ある意味、国民とは、ということを考えさせてくれるものでしょう。
あと、この問題は日本に限らず、グローバル化を迎えた全世界的な問題でしょう。